この病院で食べる、食事も残り僅か、
明日の午前中には、転院している。
思えば口が半分麻痺している私が、このブログで、
食レポの真似事をさせたのは、ゆっくり味わいながら、
細胞のひとつひとつで味を感じようとしたからです。
その甲斐があって、味覚を取り戻し、
言葉も少しだけ、話せるようになりました。
皆さんには、読んでて意味不明なレポもあるかと思いますが、
もう少しの間、リハビリに付き合って頂けると幸いです。
前置きが、長くなりましたが、
食レポ開始です。
こちらがメニューです。
栄養のバランスが良く、食欲をかき立てます。
何故病院の白飯は、こんなにも美味しいんでしょ?
この醤油は、
大根おろしと、
ほうれん草に、
かけていただきます。
ごはんの上に大根おろしを載せていただくと、
ごはん甘さと大根の辛さが調和し、何とも言えない味わいが、
口の中いっぱいに、広がります。
ほうれん草は、今日は葉の部分だけであり、
茎の部分の食感が好きな人には、今ひとつ物足りないだろうが、
噛む力が弱っている私には、たいへんありがたい。
野菜炒めは、野菜の持つ美味しさを、損なわないて程度の、
薄塩味で、素材の美味しさを、充分に引き出している。
焼き鮭も、ほんのり塩味で、最初、醤油をかけようとしたが、
結局、かけなくて正解。
こってりとした、鮭の旨味を最大限、引き出せた。
最後は、この入院で初めての葡萄。
甘酸っぱさが、口の中に広がり、
口の中を、サッパリしてくれる。
もちろん、最高の夕食に、完食。
ご馳走さまでした。